7月26日より開催したパリオリンピック2024。
激戦を繰り広げている中で、多くの疑惑(誤審)の判定が続きSNSやネットでは非難の声が挙がっています。
そのためオリンピックと誤審を掛け合わせた”誤審ピック”という造語まで作られています。
SNSやネットで誤審だと話題となったものをまとめました。
・男子柔道60㎏準々決勝 ”待て”がかかったのに続けた
→ 誤審?
・男子バスケ予選フランス戦 河村選手のファウル
→誤審ではないとの声も
・男子柔道90㎏決勝 村尾選手の内股はルールブック上技ありにならない
→誤審ではない
・男子バレー予選アルゼンチン戦 ワンタッチしていない誤審ではない
→誤審ではない
【男子柔道60kg級準々決勝】永山竜樹
男子柔道60kg級準々決勝で永山竜樹選手(28)とスペインのフランシスコ・ガリゴス選手(29)との試合で、ガリゴス選手の片手締め技をかけられて審判から「待て」がかかったにも関わらず約6秒締め続け、永山は失神して一本取られ試合終了しました。
「待て」がかかるのは、乱れた服装を直すときや互いに手数が少なく試合に変化がないとき、鼻血などのアクシデントが起こったときです。審判は「待て」をかけ、一旦試合を止めて仕切り直し、「始め」の合図で試合は再開されます。
引用元:ホームメイト柔道チャンネル
審判が待てをかける。
— 妖精トロール🧚カバじゃない (@amse070707) July 27, 2024
↓
待てが出たので永山選手は力を抜く。
↓
ガルリゴスが締め技を続け、力を抜いた永山は失神したと勘違いされる。
↓
審判はこれを見て、相手の一本勝ちとした。
↓
会場からは、審判結果にブーイングの嵐。
柔道の審判はどうなってるの?
こんなの相手の反則負けだよ。 pic.twitter.com/cmtxxuuX72
永山竜樹選手は試合後ガリゴス選手との握手を拒否し、畳の上に約5分間も居座り誤審であることを抗議しましたが、判定は覆りませんでした。
その後永山竜樹選手は敗者復活で勝ち上がり銅メダルを獲得しています。
畳を降りたら負けと分かってるので、永山選手は畳を降りない
— じょーじ。 (@jyojijyoji555) July 27, 2024
待てかかってかなり時間経ってたからね…
審判おかしいよ?
これはいくらなんでもひどい!#永山竜樹 #オリンピック #柔道 #JUDO pic.twitter.com/VE4oNI9fI1
永山選手のこと礼儀なってないとか言ってる人いるけど柔道では握手拒否、礼拒否、畳に残る行為は抗議の意味です
— 暁蕾 (@xiaolei0o0) July 27, 2024
明らかに相手が反則行為をしたことに対しての抗議をしていたんです
礼儀がなってないとかスポーツマンシップがなってないとかの話ではありません#柔道 #パリ2024
【男子バスケ予選リーグ】 日本VSフランス
本当に悔しい。涙出てくる。
— 翔ちゃん神の子不思議な子 (@Mitsuhakataware) July 30, 2024
触れてもないのに世紀の大誤審のファールで男子バスケ、フランスに歴史的負け。
これは審判界の大きすぎる恥として揉み消さずに今後の糧にして欲しい。 pic.twitter.com/f1CXbITeYS
男子バスケットボール予選リーグの日本対フランスの試合で、試合終了まで残り16秒で日本が4点リードしていました。
フランスのマシュー・ストラゼル選手(21)がスリーポイントシュートを打とうとするのを河村勇輝選手(23)がディフェンスしたプレーが身体に触れたとしてファールを取られます。
そのスリーポイントは決められ、ファールによるフリースローも決められて同点に追いつかれ延長戦に入り日本は逆転負けしました。
ファールになった河村勇輝選手のプレーを見てみると”身体に触れていないように見える”ことからSNSでは”世紀の大誤審”と炎上しています。
この誤審は海外の反応も大きく、FIBA(国際バスケットボール連盟)のXにこの誤審を非難するコメントが多く寄せられていました。
※Xのポストを翻訳したものです。
「審判の誤審により、両チームにとって疑問の残る試合となった」
「これは絶対にファウルではない」
「素晴らしい審判ですね。フランスはいくら払ったのですか?」
「審判はフランスの誇りとプライドを汚した」
あまり言いたくないのですが…。。。
— 副島淳 (@JUNSOEJIMA) July 30, 2024
どこがファールやねん‼️‼️‼️
大誤審やでホンマに💢💢💢‼️‼️‼️#AkatsukiJapan pic.twitter.com/6KTS2easPf
しかし、一部のコメントではシュートを打つ前(投げる前)に腰に触っていたことを審判が判断したとの指摘もありました。
動画を見てみると、確かに相手選手の腰を軽く押しているように見えます。
誤審かどうか話題だけど、バスケのルールことは分からんが、投げる前に相手の腰にタッチしててそこを審判は見ている。
— 医療情報収集垢(コロナ疑い2020年2月上旬組) (@muscarine_covid) August 1, 2024
その後、投げる瞬間は相手から手を離しているがそこは審判は見ていない。https://t.co/LNKnmfWeOb
バスケ、誤審って騒いでるけどリリース前に腰触ってない?
— marna ✯*・☪ (@anne_mingya) July 31, 2024
シュートモーション入ってたなら仕方ないのでは?
実際川村さんが審判に激しめに確認にいかなかったことを考えると、笛吹かれる身に覚えがあるのかなと思うんだけど。
なお、この試合では他にも誤審だと物議をかもしているのがいくつかありました。
動画を見ると、確かにトラベリングをしているように見えます。
・トラベリング①
— s (@7atGO7u2WRkqMbN) July 30, 2024
・トラベリング②
・謎のファウルコール←???
世紀の大誤審だろこれ pic.twitter.com/EfzCGN3ONc
アンスポーツマンライクファウルとは…スポーツマンシップに反する行為をした場合に宣告される反則。
引用元:Engate Media
※通常のパーソナルファウルは5回で退場ですが、アンスポは2回判定された時点で退場となります。
この試合ではエースの八村塁選手(23)が第四クウォーターの開始早々に2度目のアンスポを取られ退場となりました。
しかし、SNSやネットでは1度目のアンスポは普通のファウルではないかといった声が多く挙がっていました。
八村はアンスポでKDが吹き飛ばされたのは普通のファウル🤔
— アトレ・D❤️🤍 (@pan_BOC) July 30, 2024
#AkatsukiJapan
#Basketball
#Paris2024 pic.twitter.com/wcK9fEtI9V
八村がアンスポでKDのやつがパーソナルファウルってどんなお笑いだよ
— ふらっしゅ (@Flashnba2) July 30, 2024
pic.twitter.com/k5n3qFgU5M
【柔道男子90kg級決勝】 村尾三四郎
また柔道男子での誤審疑惑が浮上しました。
問題となったのは柔道男子90kg級準決勝村尾三四郎選手(23)とジョージアのラシャ・ベカウリ選手(24)との試合で、どちらかが技ありを決めれば勝負がつく局面でした。
試合終了30秒前、村尾選手の内股が綺麗に決まったかと思われましたが技ありとならず、ビデオ判定もありませんでした。
試合終了4秒前にベカウリ選手の隅返がビデオ判定で技ありと認められ、合わせ1本でベカウリ選手が勝利しました。
国際試合では、男女とも試合時間は4分。そのあいだに「一本」をとるか、「技あり」を2回とって「技あり、合わせて一本」となった時点で勝負は決まります。
引用元:hugkum
逆に「指導」を3回受けると「反則負け」となります。
また目茶苦茶な判定。男子柔道90キロ級決勝で村尾三四郎が敗れ、銀メダル。なぜ村尾の内股が技ありで合わせ一本にならず、試合が続行されたのか。なぜ女性審判がこの決勝をジャッジするのか。村尾の内股をビデオ判定しなかった理由は何か。疑問だらけの柔道決勝…ここまで審判の技量が劣ると選手が哀れ pic.twitter.com/nseWNSTYN1
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) July 31, 2024
柔道男子90kg級準決勝
— 青いメリケン@大阪暴威 (@blue_meriken) July 31, 2024
村尾三四郎選手は銀メダル。
デカウル選手に逆転負け。
しかし今村尾選手の技ありは取らないのに、デカウリ選手の技はビデオ判定。
余程、日本を勝たせたく無い模様。#オリンピック pic.twitter.com/R5fL9vKScS
相次ぐ誤審疑惑で、審判に対する不信感が募っていた場面で、ビデオ判定の有無はネットでは物議を醸していました。
イーファイトというサイトで明らかになったのが”ルールブックを読むと、投げられても尻もちに片手だけついただけならポイントにはならないと明記してある。”とのことです。
今回は片手のみだった場合のため、技ありとならなかったようです。
これが両手の場合、もしくは継続的な流れで直ちに背中がついた場合は技ありと認められるとのことでした。
村尾三四郎選手の試合は誤審ではないと判明しました。
村尾選手は「本当に悔しいなという思いです。」と涙を滲ませながらコメントしました。
しかしオリンピック初出場で銀メダルを獲得した村尾選手、4年後のオリンピックに期待が高まりますね。
【男子バレー予選リーグ】 日本VSアルゼンチン
こちらの誤審疑惑は、日本ではなくアルゼンチン側にとって不利なものでした。
男子バレー予選リーグ第二戦・日本対アルゼンチンの第2セット、終盤でアルゼンチンはで20-19とリードをしている局面で、アルゼンチンのスパイクがアウト判定された際に日本がワンタッチしたと”チャレンジ(ビデオ判定)”を求めました。
しかし、ビデオ判定後も覆ることはありませんでした。
その後もアルゼンチンのファクンド・コンテ選手(34)が抗議を続けイエローカードを出されます。
その後、主将のルシアノ・デ・セコ選手(36)が抗議を続けた為レッドカードが出されました。
レッドカード:相手に1点が入り、サーブ権も相手に移動します。退場になるカードではありません。
レッドカードが出される場合:イエローカードで厳重注意を受けているのに繰り返した場合。
引用元:ヴィクトリア―ナ姫路【公式】女子バレーボールチーム
異例のレッドカードを出されたアルゼンチンにSNSでは
「可哀想」、「抗議する気持ち分かる」、「レッドカードはちょっと酷い」
といった擁護するコメントもありました。
小野寺選手は触ってないんですよー🥲今回柔道やバスケットボールでも誤審が多く、バレーでも誤審に見えてしまいますがこの方の動画を見たらわかりやすいと思います( ඉ_ඉ )@papandadapapa pic.twitter.com/64cHQAQl9n
— bamomo (@RraEcihXWt76900) August 1, 2024
ワンタッチしているかどうかの問題ですが、通常の再生では分かりづらく触っているようにも見えます。
しかし、UPのスロー再生をよく見てみると、触れていないことが分かります。
#วอลเลย์บอลชาย pic.twitter.com/5gRfCwiLUu
— aeri (@silviaporch) July 31, 2024
この判定は誤審ではないと判明しました。
AI審判導入?
誤審が話題となったパリオリンピック、SNSでは
「AI審判で公平な判断をしてほしい」、
「選手が可哀想」といった意見が多くAI審判の導入を望む声があがっています。
ガチでこれすぎる
— 🪿 ︎︎ (@yaziluv_) July 31, 2024
取って代わられなくとも補助要員としてAI導入して公平なゲームにしてほしい https://t.co/Oo5RP8kkEp
スポーツの審判、そろそろ人類じゃなくてカメラで撮ってAIが判定すべきじゃないかね全競技で
— とあるコンサルタント (@consultnt_a) July 27, 2024
今回のオリンピック、毎日審判で揉めてるね……もう全自動AIにしようよ、選手の人が可哀想すぎる🥲
— ミコト (@mikotommas) July 31, 2024
審判に対する非難が多い事から、
「審判が可哀想だからAI審判を導入してあげてほしい」といった声もありました。
さすがにここまで非難されてると審判がかわいそうだからさっさとAI審判を導入してだな
— れみゅーちゃん (@remiw_izumi) July 31, 2024
審判な、故意でない限りはちょっとかわいそうだよな
— まつりか (@matsuri66) July 31, 2024
見えないところは見えないし見てないところも見えないし、ぼくは高校テニスの審判すらやりたくないよ
カメラいっぱい置いてAIに任せような…
もう審判もやりたくないと思うんだよな。
— 何事 (@nanigoto12) August 1, 2024
責任重いし、世界中の人に映像で隈なくチェックされるしで。
さっさとAI導入して審判の肩の荷を降ろしてやったほうがいい
次回のオリンピックにはAI審判が導入される可能性もあるかもしれませんね。
コメント