miniのドカ食い気絶部 なぜ炎上?理由は?

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miniのドカ食い気絶部はボイスロイド「紲星あかり」の音声で料理を実況解説するVOCALOIDキッチン系動画を投稿している配信者で、ドカ食い気絶の名の通り大食いと、大量のニンニクやバターをに使った料理が特徴的です。

YouTubeのチャンネル登録者数は29万人。

2023年12月に自身の監修したニンニクスパイス「魅惑のガーリック あかり」を発売。

発売後は3時間で完売し、Amazon食品の人気度ランキング1位にもなりました。

そんなminiのドカ食い気絶部ですが、炎上しています。

その理由について詳しく調べてみました。

炎上の発端は?

炎上の発端となったのは、

VOCALOMAKETSのボイスロイドキャラクター「紲星あかり」と株式会社HIKEのオリジナルグッズブランドCHARAZZとのコラボグッズ企画”麺処きずな”でした。

「紲星あかり」が店主を務める架空の人気ラーメン店”麺処きずな”がテーマで、miniのドカ食い気絶部ともコラボを実施。

”麺処きずな”とのコラボグッズ販売やグッズ発売を記念したゲーム配信、杉並区高円寺ラーメン店「じゃぐら高円寺」にてminiと店舗が共同監修したコラボラーメンが提供されました。


問題となっている点は、ポスターカードを除いたコラボグッズのイラストです。


炎上してる理由は?

miniのドカ食い気絶部が普段使用している「紲星あかり」の立ち絵は山栗鼠氏の描いたイラストで、商用利用不可の条件がありました。

mini氏は他のイラストレーターに山栗鼠氏のイラストに似せるように指示をしてイラストを買い切り、コラボグッズに流用したのを山栗鼠氏にXで指摘され炎上しました。

「紲星あかり」はVOCALOMAKETSというVOCALOIDを作成しているところから作られた音声合成が可能なボイスロイドで解説や実況動画、歌ってみた等でも多く使われています。

公式ではキャラクターを非商用であれば二次創作を許諾していて、二次創作したものをSNSで公開したり、無償配布するのを許可しています。

当社は、非商用に限り個人、または同人サークル等が、本キャラクターの二次創作物を公開、配布する事を許諾します。 個人、または同人作品において、非商用かつ無償でのご利用については、当社に事前のお問い合わせやご申請をいただく必要はございません。

引用元:VOCALOMAKETS公式サイト ガイドライン より


ニコニコ静画には多くの絵師たちがVOICEROIDのフリー立ち絵素材を作成投稿をしており、

miniのドカ食い気絶部が普段使用しているものも、VOICEROIDフリー立ち絵素材としてイラストレーターの山栗鼠氏がニコニコ静画に作成投稿したものでした。


フリーとはありますが、著作権が放棄されている訳ではありません。

制作者が定めた利用許諾条件を守って使用しなければなりません。


今回炎上しているのはこの部分が大きな要因となっています。

山栗鼠氏の利用許諾条件には”商用利用不可”の条件がありました。


山栗鼠氏は他にもVOICEROIDの立ち絵素材を投稿しており、「商用利用、二次配布、自作発言はNG」の利用条件を設けています。

1月24日”麺処きずな”の企画詳細が発表され、問題のコラボグッズについて山栗鼠氏は25日に「私が描いたものではありません」とポストされました。


この酷似したイラストについて、山栗鼠氏の素材には商用利用不可の条件があった為それを回避するために似た別のイラスト発注をした疑いがあがりました。

2月7日miniのドカ食い気絶部の声明で

過去のグッズ制作案件のために、山栗鼠氏に無許可で別のイラストレーターに山栗鼠氏の”紲星あかり”のイラストに似せるようイラストを依頼。そのイラストを買い切り、”麺処きずな”のコラボグッズにも流用した」ことを明らかにしました。

引用元:miniのドカ食い気絶部 公式X より



問題となったイラストはイラストレーターのすき氏が描いたもので、12月7日に販売されたmini監修のニンニクスパイス”魅惑のガーリックあかり”のAmazon販売ページにも、そのイラストが使用されていました。



山栗鼠氏はこの時、酷似のイラストに気づいていましたが、パッケージに使われているわけではないので指摘しなかったとのことです。

”麺処きずな”に関してはグッズにも採用されていて、自身の描いた絵と誤認している人もいたので無視出来なかったとポストされています。

また、山栗鼠氏はmini氏の所属事務所とは「動画での立ち絵使用」に関してメールでやりとりをしたことがあるので連絡先が分からなかったから依頼ができなかったという事はないはずということも明かしました。

mini氏は声明で「今回の件は全て私の山栗鼠氏に対して無思無遠慮が原因であり、決して許されない行いであった」と反省の謝罪をしていました。

現在、山栗鼠氏の「SDあかりそざい」はコメントが荒れ始めた為に一時的に非公開にされています。

今回の件でニコニコ静画に作成投稿された”紲星あかり”のフリー立ち絵素材を非公開される人も現れボイスロイド界隈にも影響が出る騒動となりました。


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炎上している要因は他にも

VOCALOMAKETS代表Bumpyうるし氏のポスト

今回の“麺処きずな”のコラボ企画ですが、公式企画なのか、どこまでが公式でどこからがコラボなのか分かりにくく、ファンが関係性の図を作成しているのを見かねてVOCALOMAKETSの代表Bumpyうるし氏が解説をポストしました。

しかし、それに対して「関係性が分かりにくいから批判しているのではなく公式と誤認しかねない広報を批判している」と指摘されてしまいます。

指摘された事に対しBumpyうるし氏が「説明をしただけですが批判アピールですか?」と煽るような対応をしたことも批判されていました。


今回のコラボ企画では”紲星あかり”がニンニク好きという公式設定かのように扱われている事に対して紲星あかりファンから批判の声も上がっていました。

すき氏のポスト

その他、問題のイラストを描いたすき氏ですが今回は巻き込まれてしまった被害者の一人という立ち位置でした。

2月4日に問題のイラストについて「依頼内容は通常機密情報で、信用にも関わるので静観します」とポスト。

7日にmini氏の声明で意図的に似せるよう指示があったことが明らかになり、9日にすき氏は以下の内容のポストしました。

”miniの動画のあかりちゃんの二次創作という案件の認識であった”

”事前にデフォルメされたものをさらに自分の画風に落とし込む努力はするが似ると思うと確認をとった”

”ポーズや表情、差別化できるフローも制作したが今の仕上がりを選んだのはクライアント様”

”元の立ち絵の権利問題は下請けである自分が関与出来ない問題で落ち度はない”

これに対し「事実を知らなかったとはいえ、酷似のイラストを納品して山栗鼠氏に迷惑をかけてしまった一因なのだから沈黙を破ったなら謝罪を示せばいいのに、それをしないのか」という批判があがりました。

山栗鼠氏は「知っているか否か、悪気があったか否かに関わらずそれをやっただろう」「もしこのツイートを見て謝ってきたとしても私は返信しません」とポストしました。

そして今回の一番の被害者である山栗鼠氏に

山栗鼠氏が不満に思っていることが正しく理解出来ておりません。理解してからではないと反省も謝罪も出来ないのでDMをください

と返信を送りました。

”自身のした行為の何が問題とされているのが理解できないのか”という批判が集まり、さらに炎上しました。


その後、すき氏は一連の騒動に関するポストを全て削除されています。

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全体の経緯

今回の騒動で公式のVOCALOMAKETSから山栗鼠氏にロイヤリティの提案をしましたが、山栗鼠氏からそれよりも「全体の経緯を明らかにし、できるだけ多くの方々に情報を届けたい」と辞退の返事をもらい、ことの経緯を公式サイトにてお詫びと共に説明していました。

クリエイターA様にロイヤリティのご提案させていただいたのはVOCALOMASKTSの方からで、クリエイターA様からはそれよりも「全体の経緯を明らかにし、できるだけ多くの方々に情報を届けたい」とのお返事をいただいており、その後ロイヤリティについては辞退のご連絡をいただきました。

引用元:VOCALOMAKETS公式サイト より

9月1日:mini氏から「魅惑のガーリック あかり」の制作について相談を受けたが
当社のキャラクターの名称もイラストも使用しないなら、当社が関与する必要は無いこと伝えた。

9月25日:「麺処きずな」のデフォルメイラストについてmini氏が別のグッズ用に依頼していたすき氏のイラストを流用し、企画元より使用料をmini氏に支払う形でコラボグッズに使用することにした。

10月9日:すき氏のイラストが完成、企画元に納品されコラボグッズのデザイン制作が開始。

11月22日:コラボグッズのラーメン丼、八角皿、レンゲのデザインが完成。当社が監修。

12月7日:「魅惑のガーリックあかり」の販売開始。

12月8日:「魅惑のガーリックあかり」Amazonの販売ページに紲星あかりのイラストが無断商用利用されているのが発覚。販売元のインフルエンサーZ株式会社とmini氏に事実確認を取り、穏便に済ませるために事後契約する取り決めをし、イラストにコピーライトを入れるよう指示した。

12月25日:「魅惑のガーリックあかり」Amazon販売ページの紲星あかりのイラストにコピーライトの表記が完了。特殊な経緯だった為、商品の告知はX公式アカウントのみにした。

1月26日:「麺処きずな」の受注販売が開始、コラボグッズのイラストが問題となり炎上した。

2月4日:「魅惑のガーリック あかり」の紲星あかりのイラストが無断商用利用された件について再度検討の末、使用許諾契約を行わないという結論となり、イラスト使用画像を削除するよう申し入れをした。
山栗鼠氏から「麺処きずな」のコラボグッズにイラストレーター名を明記することで販売継続許可を頂いた。

引用元:VOCALOMAKETS公式サイト より

mini氏は”魅惑のガーリックあかり”制作するにあたって『あかり』の名称の使用について相談してました。

しかし、Amazon販売ページにはイラストが無断商用利用されていました。

この時既に”麵処きずな”のグッズデザインも完成しておりVOCALOMAKETSはmini氏とトラブルを避ける為、事後契約を交わしイラストにコピーライトを入れることでイラストの使用を継続を許可しました。

炎上後はその事後契約も行わないことになり、”魅惑のガーリックあかり”の紲星あかりのイラスト削除の申し入れをしました。

現在Amazonの販売ページには”紲星あかり”のイラストは使用されていません。

今後の対応

miniのドカ食い気絶部

今後の活動について以下の内容を変更することを表明しました。

山栗鼠氏の立ち絵を使用しない

・A.I.VOICEおよび紲星あかりを使用せず、商用利用可能の合成音声を使用

・その他権利関係が不透明なものは使用しない


「紲星あかり」のイラストもボイスも使用しないとなると、大きく変わりますね。

miniのドカ食い気絶部おなじみの「あーっ!いけません!美味しすぎます!困ります、困ります!」のフレーズも紲星あかりのVOICEでは無くなるのかと思うと少し寂しい気もします。

炎上後はまだ動画投稿されていませんが、どのような動画が上がるのか気になりますね。

VOCALOMAKETS

今回イラストの問題を見抜けなかった事と、公式と誤認するようなコラボ企画の広報に対して今後は以下のように対応していくとのことです。

・今後は公式企画を【公式】、公式以外の企画で公式が監修したものを【公認コラボ】と今後表記する。

・当社のキャラクターの名称やイラストが商用利用される商品や内容についての調査を厳重にする。

・当社が監修を行う企画については、企画元および当社が確認の元発注したもののみを使用するように致します。

・ファンの皆様のご期待に添えない可能性のある商品や内容への当社のキャラクターの名称やイラストの商用利用はお断り致します。

引用元:VOCALOMAKETS公式サイト より



煽るようなポストをしてしまった代表のBumpyうるし氏は個人アカウントの活動を休止する旨を発表しました。



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騒動後の動画

騒動後に投稿された動画は、「紲星あかり」のボイスに似ている合成音声を使用されていました。

VOICEPEAK 商用可能 ナレーター 女性4を使用されています。

また以前はBGMはゲーム アイドルマスター 「town」(通称てってってー)を使用されていました。

YouTubeやニコニコではフリー素材音源のように扱われていますがそうではないためBGMも変更されています。



立ち絵もなくなり、BGMも変わり、多少の違和感はありますがminiのドカ食い気絶部のアイデンティティのにんにくは残っていて動画を見る限りでは普段のminiのドカ食い気絶部と変わりなく見れました。

既に、騒動から動画を2本投稿されていますがなぜかニコニコ動画の方には動画を投稿されていません。

また、YouTubeのコメントもオフにしています。

Xでは「過去の動画は消さないのですか?」「なんでコメント欄を消した?」といった批判の声が寄せられていました。

最後に

今回の騒動でmini氏の今後の活動はかなり厳しい状況になりますね。

軽率な行動だったと反省して今後の活動はそのようなことが無いようにしてほしいです。

VOCALOMAKETSも同様に信用をこれからどう取り戻していくかが課題となりそうです。

なお、今回”麺処きずな”のイラストを担当したイラストレーターのげる氏はコラボの詳細を知らされていなかったようです。



今回のようなことが今後起きないことを願います。



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